安請け合いって言葉、私は嫌いな言葉である。
なぜなら、その言葉には「不幸のフラグ」がすでに立っているから。
会社ぐるみでそれをやれば、職場は一気にブラック企業となり
個人事業でそれをやれば、結果が悪けりゃ一片に信用を無くす。
特に技術職の場合、会社は大体実務作業者は少数だし、個人事業だと
代わりがいない。組織や個人のキャパシティを省みない考え方は
信用だけでなく時には健康も奪っていく。。。
先日、勤務先のプロジェクトで個人でWebデザインをしているデザイナーA氏
(以下A氏)に草案を依頼し、その内容をベースにプロジェクトのサイト構築の
打ち合わせをプロジェクト関連メンバーと一緒に行う段取りが組まれた。
週初めの10:00から打ち合わせという「IT業界的には珍しい」時間帯だったのだが
待てども待てども肝心のA氏がやってこない。
しかも10:00開始はA氏の都合による設定だったらしく、役員や開発エンジニア
達も朝からそれに合わせて勤務先に合流していた。
結局30分待っても来ないのでやむなく打ち合わせを始め、なんとかA氏抜きで
サイトの構築を行う事にはなった。
そして問題のA氏は最後まで現れず、メール・電話ともに音信不通状態であった。
あれから結構日数が経ったけど、問題のA氏からは全く連絡がない。
しかもA氏はサイト構築打ち合わせの10日前に同僚の知り合いに連れられて
来社していてご挨拶と結構長めの打ち合わせをしている。
つまり仕事としてはすでに「仕掛り案件」だったのだ。
正直いって、エンジニアとしても個人事業主としてもA氏の行動はありえない。
前述の「ご挨拶」時にA氏は「すごく忙しいんですよ~」と言っていた。
それでも彼は「合間縫ってやりますので。」といって仕事を引き受けたのだ。
引き受けた上にレビューと打ち合わせの日時をA氏の都合に合わせてクライアント
である我々に段取りをさせて、結果として。。。バックレた。
しかもその後の連絡もなにもない。。。もはやA氏に対しては
「不信感200%」
だし、今後「お仕事のご相談」自体しないだろう。
A氏のようにバックレる人はいないと思うけど、個人でやっていると忙しさで
対応がしきれなくなる時があるのはわかる。
でもさ~、一つ考えようよ。
あんたが忙しいのはクライアントには関係ないじゃん。
出来ない前提で安請け合いして「ダメでした」とか最悪バックレるとかしないで
最初から断れよ。
そうすればクライアントだって次のこと考えざるをえないんだし、むしろ
ドタキャンされるのってお互いに「不幸な事」なのだから。
さらにドタキャンでも今回のようなパターンは最悪最低。
ビジネスの世界で「バックレ」はあり得ない。
業界的に狭いので、こういう事すると後々大変だと思うぞ。
常習犯でないことを祈るばかり・・・。
今は忙しいかもしれないが、今後暇になった時にこういうことが響いてくる。
個人で仕事をするということは、毎日が「決断だらけ」になるし、会社員だったら
守ってくれる「仕事上の信用」も、一つの致命的なミスであっという間に溶ける。
「忙しい時ほどちゃんと営業せよ」って、なにも自身のキャパ超えて安請け合い
しろってことじゃないでしょ。
テレ朝のバラエティ番組「しくじり先生」でも、しくじった人は大体心が冷静で
なかったり、相手目線になることを自身が全くできなくなったことが
「しくじりの始まり」
であることが多いと思う。
特に自分が営業活動しなくても依頼を受ける形で仕事している人は
「相手目線」
になることを忘れてしまっている。またはそれ自体を最初からやっていない。
そういう人は、仕事をバックレることで起きる
「相手の不幸」
が見えてこないのだろう。残念。。。
今回の件は、自戒の念を込めて記します。
※写真の姫は文中内容とは無関係です(笑)
了
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