CSの「東映チャンネル」で
「非情のライセンス」
放映されている。
私が鑑賞した第1話と第2話。
まさに子供の頃夜更かしした時に観ていた
「東映特有の”後味悪い昭和の情念たっぷり”の刑事モノ」
が展開されている。
数年後に放送開始された特捜最前線が
「正義の人情モノ」
ならば、非情のライセンスは
「毒をもって毒を制す非情モノ」
だろう。
ドラマ全体に漂う緊張感や無情感は当時斜陽産業に
なってきた映画制作者達の意気込みが伝わってくる。
駄菓子菓子。。。
この刑事ドラマの絶対的な主役は
「天知茂様」
である。
もうこの方の演技は善人とか悪人とかという
枠組みを越えてしまっている。まさに
「ザ・天知茂」
なのである。
この方が演じる主人公の
「会田刑事」
「天知茂様以外はあり得ないキャラ」
になっている。
江戸川乱歩シリーズは彼が演じる前や
彼が亡くなったあとも様々な俳優が演じたが
「定番」
にはならなかった。
ストーリーについては敢えて多くは触れないが
第１話のアバンがいきなり会田刑事が刑務所に
収監される所から始まり、同じ”ブタ箱”に
入っている囚人達が晩年
「カノッサの屈辱」
で良い味出していた仲谷昇さんとか
「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」
というセリフが有名な丸大ハムのCMで
有名になった田中浩さんや、今でも
「タケモトピアノ」
のＣＭでご健在の財津一郎さんといった
豪華なコワモテキャストで
「もう濃すぎてお腹いっぱい」
という出だしなのだ。
勿論彼は今回
「おとり捜査」
をしているのであるが、なぜか自ら懲罰房に
入ったりと痛々しいぐらいに
「ドＭな描写」
が展開される。
”お勤め”を終えて刑務所から警視庁に戻った
会田であったが、警視庁の特捜部はいわいる
「はぐれ者」
ばかりなのでだれも彼を見ない。
さらに山村聰さん演じる矢部警視は”恩人”なのだが
まるで不良息子とわかり合えない
「昭和気質のがんこ親父」
のような関係だ。
駄菓子菓子。。。
最終シリーズとなった第３シリーズの最終回で
矢部と会田の「深い絆」がわかる
「悲しいクライマックス」
が展開されるのである。。。
そして第1話のゲストである加賀まりこさん演じる
ジャンキーの真山由比を会田は敢えて逃がす。。。
そして由比はやはり第３シリーズの最終回で
会田とある事件から邂逅する。。。
さらに第2話のゲストは野際陽子さんが登場。
まさかの「非情のライセンス」つながり(笑))
身辺警護をしていた経済評論家の秘書・浦田千鶴
に手料理を振る舞まわれたことにより、会田は
その後に展開される大事件に千鶴が関与している
ことを確信しながら、結局またも"手心"を加えてしまう。
駄菓子菓子。。。
海外逃亡をしようといそいそと空港にやってきた
千鶴は会田の目の前で凶弾に倒れる。。。
う～～～～～む。。。
会田さん、あんた女性に甘すぎ(笑)
それに尽きる＾＾；
あとタバコ吸いすぎにもほどがある(笑)
ニヒルな魅力を際立たせるには必携の
アイテムだけどね。しかもそれがいかにも
「昭和」らしいけどさ。。。
というわけで、(「相棒」を除く)今時の
ユル～い刑事ドラマに辟易しているのであればこの
「非情のライセンス」
は超オススメである。
天知茂様のような昭和レジェンドなキャラを
是非ご堪能いただきたい。
ちなみに会田刑事の同僚達もかなりごっつい
役者さん揃いなのでお楽しみに＾＾
なお私は無料放送の１，２話しか観てない。
ってか東映チャンネルはジェイコムでは
オプションチャンネルだから＾＾；
駄菓子菓子。。。
いつかこれ買うから大丈夫ｗ
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。。。納得だった。
天知茂
1931年3月4日生まれ
日 月 年
戊 庚 辛
食神 傷官
午 寅 未
丁 甲 己
印綬 偏官 劫財
帝旺 長生 衰
空亡：子丑
身旺
やはり「子丑空亡」で元命「偏官」のお方だった。
子丑空亡は松田優作様もそうだけど
「唯一無二」
のキャラクタを生まれつき持っている
「初代運」
の方で、さらに十二運が帝旺なので、奥様には
優しかったけど、色事は結構お盛んだった傾向が
垣間見える。
「非情のライセンス」でも女性に脇が甘くなる
シーンが多いけど、おそらくその辺は
「地でいってる」
点はあったかもと思うのでござる＾＾；
【オマケ】
天知茂様の歌手としての代表曲であり、ドラマの
エンディングで効果的に使われている名曲です。
了
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