昭和の時代を彩った歌手の弘田三枝子さんが
21日に亡くなっていたことを今日知った。
私の中では彼女のパンチのきいた歌唱は
子供の頃から
「かっこいい！」
と思っていた。
私の実家は一時期テレビが無かった時が
あった。理由はよく覚えていない。
住んでいた東京都北区はTBSラジオと
文化放送が感度良く受信できるエリアだった。
母はTBSラジオが好きだったようだ。
私は小学生の頃に昼のラジオ番組を
結構聴いていた。
そこで よく流れていたのが弘田三枝子さんの
最大のヒット曲である
「人形の家」
だったのだ。
作詞したなかにし礼さんが後日、この歌詞の意味は
「戦中に満洲から引き上げて来た時の自身の心情」
がモチーフになっていたという事をラジオ番組で
話していた。そう、この歌は第二次世界大戦で
何度も命の危険にさらされながら生き抜いた彼の
「祖国への思いと悲しみ」
を綴った歌だったのだ。
そして弘田三枝子さんもこの曲がカムバックの曲だった。
洋楽のカヴァーで人気を得ていた彼女だったが、時代が
グループサウンズ全盛の時代に入ると、彼女の
音楽スタイルは時代遅れになっていたらしい。
当時は今ほど音楽業界は多様化していなかったので
その名の如く「流行歌」の移り変わりは激しかった
のかもしれない。。。
作詞家なかにし礼さんのヘヴィな思いが入った歌詞
「ザ・昭和歌謡」の作曲家川口真さんのメロディー
そして十代の頃から進駐軍キャンプで歌っていた
MICOさんの「パンチのきいた歌唱」という
「最強の昭和歌謡コンボ」
で作られた「人形の家」は、私の中では永遠の名曲なのだ。
そして、アニソンにも弘田三枝子さんの名曲がある。
それが「レオのうた」である。
テレ東で再放送されていたときにこの曲がED曲として
流されていて、むっちゃはまってました。
素敵な歌をありがとうございました。
心からご冥福をお祈り致します。。。
了
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