易という物は、時になんとも不思議な象意を出す。
昨日の昼、アメリカ大統領選が大混戦であるという
ニュースが入ったので、私はおもむろにダイスにて
二人の心境に易を立てた。
すると、なんとも不思議な内容となった。
兌為沢 九五
兌為沢 初九
なんと二人とも卦は同じで爻が異なる結果。
兌為沢は
「テンションが上がっておしゃべり放題な時」
を意味し、兌自体が元々「少女」「水溜まり」
といった象意である事から
「水溜まりで無邪気に遊ぶ女の子」
「パーティーでハメを外しすぎて隙だらけな状態」
といった光景となる。
また「兌」は九星では西方位、つまり七赤金星に
通じる。如才ない話が出来るのが七赤金星の特徴
であるが、「語るに落ちる」「口は災いの元」
ということわざがあるように、何事にも喋りすぎは
禁物なのだ。
思えばこの二人はテレビ討論でもお互いの悪口を
ずっと言い合っていたらしい。
アメリカ人のやり方については、私は言及しない。
だがしかし、しかし駄菓子。。。
国を背負う「長(おさ)」を争う戦いがタブロイド紙
のようなスキャンダル告発合戦や人格批判の応酬
という時点で色々と「終わっている」気がする。
・・・易の話に戻る。
そもそもお互いの心境が卦が一緒ということは
問題は爻の意味となる。
結論から言うと兌為沢については
「初爻は良いが五爻は良くない。」
考えるに初爻は
「パーティの入口で周りの状況を冷静に見られる
余裕がある時」
であり、かたや五爻は
「もはや馬鹿騒ぎの渦中の人。」
といったところである。
その昔、美空ひばりさんの「お祭りマンボ」
という名曲の中で、お祭りに夢中になりすぎて
自宅を焼かれたり、空き巣に入られてしまった
人達が、祭りの後に落胆している姿を
「いくら泣いても 後の祭りよ～♪」
と歌いあげる締めくくりのサビがある。
まさに今回の選挙を象徴しているのではないかとも
思う。
なお、今回のお二人については、以前に占いリレー
ブログで四柱推命鑑定済である。
詳細については上記リンクをご確認いただきたいが
ヒラリー氏は現在中殺期で、さらに大運と歳運の
後天運で
「勢いを恃む（たのむ)刑」「沖」「害」
といった、中殺期に来るとかなりしんどい要素が
加わっている。
トランプ氏は現在大運中殺期で、彼も後天運で
大運に「沖」「害」が訪れている。
おたがいに「大統領にいい時期」かといえば
私はクビを縦に振ることはできない。
しかしそういった候補が出てきてしまう状況が
「現在のアメリカの姿」
なのかと思うととても気が重い。。。
なお、占いリレーブログ中でも記載しているが
ドナルド・トランプ氏は2020年～2012年の3年間
「接木運」という「人生の大きな節目の3年間」
を迎える。
大運中殺・沖・害といった象意から考えると
あまりいいことが考えられない。。。
了
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