最近は流し見しかしなくなった某オレンジ画面のSNS。
ふと、誕生日の通知を見ると懐かしいメンバーが。
最近は年賀状のやりとりをしているのみだったけど
私がSNSを初めた2005年頃からの友人である。
その言葉は彼女の夫からの「伝言板」に書いてあった。
「〇〇〇は今朝方天国への階段を上って行きました。
生前ご愛顧いただいた皆様ありがとうございました」
日付は昨年の10月。当時の私は久しぶりの京都出張の
準備に追われていて見逃していた。。。
いま思えば彼女も元々は関西の人だった。
会った当初から彼女が病弱であることは理解していた。
彼女が歳を重ねるにつれ病気が悪化していることは
彼女のタイムラインから察していた。
でも私は彼女に声をかけることは出来なかった。
「言葉が見つからなかった。」からだ。
でもそんな苦しい病状でも彼女は、私が10年勤めていた
会社を辞めて個人事業主となった時にお祝いしてくれたり
彼女が関西に住んでいたときは、私が京都に行ったときに
オフ会にも参加してくれた。
そういえば、とある神社に参拝した時にお互いに
「ここは気配的に無理だ。」
と言っていたっけ。。。
「後悔先に立たず」という言葉をこういう時に
噛みしめながら思う。。。
そして「当たり前の日常はいつか終わる。」
ということもこんな時に突きつけられるのだ。
「人間の行動には全て意味がある。」
なんて、普段私はそんなことは思わないが
今回はふとそれを思ってしまった。。。
「まさかお前妙なこと考えていたにゃ？」
こういう時も我が家の姫は冷静である。
姫は全てお見通しだ。。。
訃報を知らない私は年賀状を今年も彼女に送っていた。。。
改めて彼女から去年届いていた年賀状を探した。
「トトロさんとのあちゃんが幸せな年になりますように...。」
見つけた年賀状に記された彼女からのメッセージ。
トトロというのは私の昔のハンドルネームである。
自身も猫を多頭飼いしていた彼女らしい気遣いだ。
今、私に出来ることは、彼女が遺した言葉を実践する
ことだと思う。
了
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