お酒が飲めることってそんなに偉いのか？～昭和のブラックな会社はアルコールハラスメント天国～

私が昔、新卒でつとめていた会社では毎日朝礼で
1人当番制でスピーチすることを命令されていた。

ブラックIT企業にありがちな

「さらしの刑」

である。

忙しい朝にこの朝礼のスピーチ後上司が

「評論」

するのであるが、とにかく嫌われていた
上司だったので部下達にとっては

「朝から罰ゲーム状態」

だった。

この朝礼のスピーチが残念だったのは

「テーマは自由」

と言っておきながら、スピーチが終わった後の

上司のお話が

「偏った評論、またはネチネチ説教」

だったことである。しかも話の内容にかかわらず
褒められる社員と文句を言われる社員、そして
無視される社員は判で押したように決まっていた。

まさに

「ロ～ボコン０点」

並に欠点を咎められる社員はいつも同じなのだ。

パワハラ・モラハラ。。。それらを無くしたら
職場は「空調の音しか聞こえない」位に静かに
なりそうな所だった。。。

だがしかし、しかし駄菓子。。。

私はある日

「おべんちゃらでご機嫌とるの馬鹿じゃん？」

と思い、以前から気になっていた事を朝礼で話した。

内容は

「お酒天国ニッポンを批判する」

といった感じ。

酔っ払いが道路で寝そべられる国
「無礼講」という言葉の嘘
酩酊しての失敗を武勇伝にする愚かさ方々
。。。ま、そんな内容だった。。。

なぜそんな皮肉った事をスピーチしたかというと
当時の職場は風邪や病気になることを

「不注意」
「自己管理が出来ていない」

と咎めていたのに

二日酔いを「容認」したり、さらには深酔いして
翌日に動けない幹部候補社員を椅子並べて寝かせたり
露骨なまでに

「お酒に呑まれる人を擁護」

していたからである。

更にお酒が飲めない社員を

「使えない」
「男じゃ無い」

と一部の先輩社員が馬鹿にしていたからだ。

スピーチのあと、ネチネチ上司はなにも言わなかった。
酒の席で調子こく社員達もなにも言わない。
だが酒の席で何度も私に絡んで理不尽ないちゃもんを
何度もつけてきた嫌われ者のベテラン社員は、唯一
言うことを聞く同僚に、”私に聞こえるような声で”
文句を言っていた。
このベテラン社員は酔った勢いでないと、私に
直接文句が言えなかったのだ。

ちなみにこのベテラン社員、扁桃腺が塞がって
高熱が出ていても

「仕事に出てこないとね～」

と意識朦朧の私に電話口でたしなめたクセに
2日酔いであっさり翌日休みを取っていたクズである。

世の中がお酒を強要する事がハラスメントとして問題視
される前に私はその会社を辞めた。
今でも私はお酒は好きでは無いし、感情が下がった
時ほどお酒は呑まない。だからこそ失敗や犯罪をお酒の
せいにする人のことは理解出来ないし、今後も理解しない
だろう。

でもね、お酒飲むの好きな人は嫌いでは無いよ。
私に強要しなければね＾＾

了

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