先日の川崎での悲しい事件で容疑者の家宅捜索時に
パソコンや携帯電話を持っていなかったと言う話が
ある。
実際はどっちも持っていなかったというのは現実的
ではないと思う。ずっと外出していなかった容疑者が
なんの情報もなく「買い出し」に行く事はほぼ不可能
だからだ。
駄菓子菓子。。。
自宅にインターネット回線が無かったり、通信キャリア
の契約が無ければ持っていなかった確率は高い。
今時パソコンをオフラインで使っている人は希だ。
この点は容疑者自体に収入が無ければ同居していた
親類名義での契約になっているだろうから、もしかしたら
報道ではまだ伝わっていない事なのかもしれない。
真意はどうあれ、ここで考えたのは
「アラフィフ世代のIT事情」
である。
私も広く定義するとアラフィフ世代だ。
といっても高校卒業後にIT企業に入社してWindowsの
前のMS-DOS時代からコンピュータは使っていたし
携帯もまだまだ「高値の花」のアナログ通信の頃から
使っていたので、参考にはならない。
まずパソコンについては、私が仕事で使い始めた
約40年前に比べたら、操作も値段も遥かに敷居が下がった。
駄菓子菓子。。。
ここで問題になるのは、パソコンで仕事をしている人は
いわいる「ホワイトカラー」の社会人であり
必ずしも社会人がパソコンを使っているとはいえない。
さらに最近では「スマホ」が一般化してきたので
ネットサーフィンはパソコンがなくても出来る。
しかも最近ではSNSやLINEがあればお堅い企業でなければ
やりとりも出来る。。。
そうやって考えてみると、今回の容疑者がIT機器をなにも
もってないことの方が不自然である。
しかも何年間も外出していなかったのであれば、やはり
地元の状況だって変動する。
つまり「計画的な犯行」は難しいのだ。
もしIT機器を本当に持っていなかったのであれば、情報元は
「テレビ・ラジオ」といった「片方向通信」の機器だけである。
今時どうかな~とは思うが、昭和初期の頃はラジオと本だけ
でも凶悪事件は起きていたので、もしかしたら
「人間の心の底から来る怒り」
は例え情報が遮断された状態でも増幅していくのかもしれないが
もしそうだとしたら「デジタル格差」も容疑者の「怒りの要素」
だったのかもしれない。
了
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