前回の職歴は以下の過去記事。
ポスティング作業で関わった地元の〇協に
母のツテでバイトする事になった。
なんでも地元の〇協は1号店だったらしい。
日本最初の都営団地の中にあった〇協の1号店。
当然某レッドフラッグの聖地であった。
我が家も貧乏都営団地の住人であったので〇協
には消費者としてお世話になっていた。
ただし父親は「思想的な問題」で母親が〇協を
使うのはとても嫌っていた。とはいえ家は財政難
なので、バイト先が認めたくない所であっても
「ヤメロ」とは言わなかった。
滑舌にやや問題がある店長に履歴書を渡し、その場で
採用となったが、なぜか田端の研修所に行けと
言われた。内容はPOS(レジ)の研修だった。
正直言ってバイトの内容をよく知らなかった私。
このレジ研修で体育会系の指導員に無茶苦茶
ダメ出しを受け、心が折れそうになっていた。
当時のPOSにバーコードなんて無い。全て手打ちだ。
しかもやっと高三でパソコン授業が始まった頃だった
ので、まだキーボードストレスに対応できなかった。
いま思えばあの頃のレジ打ちって”職人芸”だったと
思う、ホームポジションなんてまったく知らない
”1本指打法”のオバチャンたちの方が入力が早かった。
事情を知らない私は指の位置とかバイトシステムの
役割とかを訳もわからず伝えられていた。
だがしかし、しかし駄菓子。。。
以前にも書いたが、当時の私は「居場所」が無かった。
毎日歯を食いしばってサンドバックのように学校と
家で様々な暴力を受けていた。
そんな中で「仕事をする」ということは、自分を
守る手段でもあって。だから「辞める」という選択肢は
なかったのだ。
1週間の通い研修だったが、レジの操作は最後まで
よく分からなかった。
研修所の所長は店長を介して母にこう言ったらしい。
「どうも考えすぎてしまう所がある。」
よくそんな所見で”合格”にしたもんだと自分のことながら
不思議に思う。
当時母からそれを伝えられた時に、私には店舗で働く
恐怖しかなかったことから、よく聞いてなかった。。。
私の母は、危機管理という面が時々抜けている所があった。
今思えば難病が進行していて、神経が当時からおかしく
なっていたのだろう。
ちなみに「考えすぎる性格」は、今では
「深読み」
に進化した。理由は一つ
「そうしないと社会で生きて行けないから」
ということに、おそらく私の心が順応したからである。
もっとも、そこに行き着くまでにはその後の「積み」が
あったからである事も補足しておく。。。
さて、バイトとして店舗に入った私であったが、その後は
色々あった。。。
了
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