もうあれから12年経過している。
段々と断片的になってはいるが、あの日の記憶は
未だにカラービジョンで思い出される。
震災が発生した時、当時勤めていた勤務先地域の
一帯は停電になったが、なぜか最寄り駅は通電していた。
駄菓子菓子・・・結局終日不通になった・・・
最後の望みをかけて、市営地下鉄の乗り換えが
できる隣駅まで歩いたが、構内には人があふれていて
市営地下鉄も不通だった。
余震がぐらぐらと何回も発生する中、私は帰宅難民に
陥った。
でもね。。。
私はとにかく
「家に帰らないと行けないんだ」
と思っていた。。。
私が歩いて帰ることを決めたのは、夕方5時。
街道を歩いて行くと多摩川を渡る大橋があり、渡りきって
すこし先に進むと環八にたどり着く。
当時私が住んでいた杉並区の某所は、環八を歩いていけば
とりあえずたどり着くことはわかっていた。
駄菓子菓子。。。
実はそこにたどり着くまでに高所恐怖症の人間にとっては
とてもしんどいハードル(長い歩道橋・高速IC入り口の橋等々)
がいくつもあった。さらに帰宅する時間はてっぺんを
遙かに超えるだろう。。。体が続くのか？
余震が何回も続く中でそれらを渡っていくことは
普段だったら絶対にやらないことだった。
だが私は家路に約7時間かけてたどり着いた。
途中で閉店前に立ち寄れた世田谷区某所のロイホで食事と
休憩が取れたことや、田園調布の警察署で衝撃的な津波の
映像をニュースで見て、おそらく疲れや足の痛みよりも
ある意味アドレナリンが出まくったのだろう。
「絶対に家に帰るんだ！」
環八をずっと北上している間、私にとってSNSの情報に
とても勇気づけられた。特に杉並区と世田谷区の境目に
さしかかったことは周りの歩いている人もいなくなって
いて、体の疲れもビークになって来ていた。
なかなか繋がらなかった携帯電話も日没後は繋がりやすくなった。
こういうときに「友人の声」が聞けた事も「進む力」になった。
深夜2時前、私は当時住んでいた家についた。
室内に入ると真っ先に私は寝室脇のケージに向かっていた。
姫は元気だった。
震えていたが、元気だった。。。
私はその姿を意届けた後、全身に疲労感が押し寄せ
強制シャットダウンが押し寄せ、目が覚めて気がついたら
正午を廻っていた。
私は姫の鳴き声で起こされたのだ。
姫は水も食事もウ○チも「通常運転」だった。
私はというと、この話はまたいつか話そう。。。
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「第一回ヒーリングアーティストフェス2023in静岡」
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2023/5/14(日)浅草にて開催される
「東京第64回心と体が喜ぶ癒しフェスティバル」
に出展いたします。
2023/5/28日(日)浅草にて開催される
「第8回みんなの癒しフェスティバル」に出展いたします。
2023/6/25(日)富山県民会館にて
「第1回ハッピーカムマルシェin富山」
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