昭和歌謡とアニソン好きの占星家ほうげつあきよしのブログ

「あなたの心の生ゴミをこやしに致します!」昭和歌謡とアニソン好きの「癒やし系ではなくこやし系」占星家のブログです。会社員やOLの方々の味方です。

「鹿男あをによし」にみる「人狼ゲーム」的な楽しみ

万城目学さんのベストセラー小説をドラマ化した

鹿男あをによし

という作品がある。

www.fujitv.co.jp 

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

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 ※この頃のフジテレビは面白いドラマ作っていたんだけどな。。。あ、独り言。。。

内容は日本の神々にちなんだファンタジーコメディ。

 

このドラマには、神々の使い(鹿・キツネ・ネズミ)達から

「隠密なミッション」

を幸か不幸か授かってしまった人間達の

当惑と自我のせめぎ合いがポイントに

なっている。

彼らからすれば

「聞いてないよ~!」

って事なのだが、ミッションは回避できない。

なぜならそこから先の「結末」は

「ニッポンの究極の選択」

だからなのだ。

主人公は数少ないヒントを手がかりに

自分と同じ”ミッション”を授かって

しまった人間達を推理しながら

途中挫折と誤解を繰り返し、神々の使い

からのミッションインポッシブルを

進めていく…。

 

ちなみに原作では主人公をサポートする

「人間」である「藤原君」は男であるが

ドラマでは女性になっている。

賛否両論あるかもしれないが、ドラマ的な

バランスとサイドストーリーという観点

から考えると、この変更は私は有りだと思う。

 

基本的にはミステリー物。。。だと思うの

だがドラマ全体の空気がぬるめなので

ハラハラ感は・・・ない。

いっけん凡庸に陥りがちなストーリーを

曲者な脇役達がいい味を出していて

楽しめる作品でもある。

個人的には篠井英介さんとキムラ緑子さん

の役どころが好きだが、なんといっても

教頭役の児玉清さんの立ち回りや台詞回しが

完全に

「アタック25」

の司会の時と一緒だったのは、もはや

「狙い」

だったのではないかと思う位である。

 

さてこのドラマの楽しみ方であるが

主人公が

「日本語を喋る鹿」

から荒唐無稽なミッションを押しつけられ

仰せつかり、さらに自分と同じくミッション

を行う同士を見つけていくわけだが

この時の”やや神経質”な主人公が

ミッション遂行の為に「キツネの使い番」

と「ネズミからの邪魔者」を探すくだりが

人狼ゲーム」

の「会議」と似ているのだ。

 

主人公と彼の同士はゲームマスターとも

言える「鹿」からは「お互いの役割」は

伝えられていない。

ちょっと違うのは「鹿」は他の神の化身で

ある「キツネ」や「ネズミ」とは

つながっているが、お互いにどの人間に

役割を与えたのかは伝えていない。

そういう意味ではゲームマスター

「3人」いるようなものである。

つまり主人公だけでなく「使い番」や

「邪魔者」達もみなお互いのミッション

を遂行する為には、少ない情報から自力で

それぞれの「役割を持った人間達」を

見つけなければいけないのである。

 

だがしかし、しかし駄菓子。。。

 

基本的に殆どの人々は「市民」である。

しかもこのドラマの登場人物はみな曲者

揃いなので「邪魔者」候補はいっぱいいる。

そして主人公自体は「鹿の運び番」であるが、さらにもう一人鹿からミッションを

仰せつかった

「鹿の使い番」

がいることを当初は知らない。。。

 

人狼ゲームにおいても、人狼同士はお互いを

知っているが、市民や役付き

(占い師、霊媒師、騎士)、そして

「裏切り者」

達は自分以外の人々の”属性”を知らない。

 

そういう意味では、人狼ゲームの「会議」は

ドラマで繰り広げられる「日常生活」となる。

ちなみにこの作品では藤原という重要な

役どころの

「市民」がいるが、彼女(原作では彼)の

人狼ゲームの役どころは「霊媒師」や

「騎士」に近いかもしれない。

また、美術教師の福原はやたら勘が鋭く

さらに色々と探りを入れる所が

「占い師」に近い。

 

だがしかし、しかし駄菓子。。。

 

このお話には「人狼」のキャラはいない。

更に「追放」も「襲撃」もない。

あ、でも主人公はストーリー中何度か

「市民」に”追放”されかけていたわ^^;

 

当初、ドラマを見ていた時から思って

いたのだが、

みな曲者ではあるが基本的に登場人物は

「ヒツジ」

なのだ。もっとも学校教諭という時点で

「狼キャラ」

だと、途端に「悪魔の法典」の世界になって

しまう。。。

 

あえていうなら「狼キャラ」はストーリー上は

直接出てこない

「神々が抑えつけている大ナマズ

かもしれない。

そういう意味では、途中からネズミを裏切る

「ネズミの使い番」が結果的に

「狼=大ナマズ」を

覚醒させてしまいかねない行動をとって

しまう所は

「裏切り者」

かもしれない。

  

ドラマの要素として

「秘密」「荒唐無稽」「日常の中の非日常」

は重要(特にコメディでは)

更に「人狼ゲーム」にあるような推理とミステリーの

要素がはいれば「鉄板作品」である。

最近メインストーリーとサブストーリーが

旨く回っている日本のドラマが少ないのが

残念だけどこの作品はその点も良い。

 

このドラマ、本放送時は視聴率が良く

なかったらしいが近年、「良作品」として

見直されているらしい。

機会があれば是非ご鑑賞を^^

 

  

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