BLOGOSで寄稿されていた養老孟さんの文を読んで
色々考える事がありました。
私は高校時代にマイコンの組み立てから
NECのPC9801でBASICとかMS-DOSの組み込みとか
ミニコンでFORTRANのプログラミングとかを
曲がりなりにもやってきました。
(実はコンピューターは元々あまり好きでは無かった)
今思えばコーディングシートとか紙テープとか
「むっちゃアナログな工程」
が多かったけど、否が応でもパソコンの仕組みは
数学が苦手な私でも「体で覚えた」ものでした。
基礎って単純でつまらないけど、コロナ禍は
「とてつもない応用問題」
なんだから、こういうことを乗り切るには
「色んな事の基礎」
が重要になってくる訳です。
私は本を見るのがあまり好きでは無いです。
基本的に右脳人間なので文字だけだと疲れてきます。
駄菓子菓子。。。
私の時代のコンピューターのマニュアルは
文字ばっかりです。図解や写真もモノクロだったし
それどころかメーカーのマニュアルは
「手書き」
でした。
今では考えられないことだらけです。
しかも職場はブラック。。。そんな状況の中で
私を救ってくれたのは当時のリーダーでした。
そのリーダーは一言で言うと
「社交スキルのあるオタク」
でした。
当時は色々とありましたが、今ではそのリーダーが
教えてくれたことは私の
「生きて行く為の武器」
に繋がっています。
養老さんのおっしゃる通り、今の時代は
「対人の世界」
が目立ちすぎてます。
これは物質社会が進化している上では仕方がない
ことかもしれません。
駄菓子菓子。。。
それだけではみな消耗して疲れてしまいます。
時には
「心の持ち方の基礎」
を学ぶことも大事です。
その為には、まず自分が携わっていることを
掘り下げて見たり、自分の過ごしている日常を
静かに見直してみることも大事では無いかと
思います。それが「対物の世界」に携わるという
事だと思うのです。
コロナ禍で私も「不便になった事」は色々あります。
そこで私は先ず
「自分で考える」
ことにしたのです。
前出の私が若かった頃の職場のリーダーは社交性は
ありましたが、基本的に「昭和の職人」だったので
関わるのに色々苦心しました。
でも私はおそらくその時に
「生きる為に行う事＝訓練」
を実践していたのだと思います。
人間、「完璧な人」なんていないですよ。
ただ、生きて行く上で必要な事はその時代ごとに
違うだけです。
人と仲良くすることだけ考えても実践しなければ
自分の知恵にはなりません。
いくら自身の腕が良かったり、スキルが高くても
それをプレゼンしたりPRする力がないと
「器用貧乏」
になってしまいます。
これまでは「仲間」「パートナー」「同僚」
という形でそれらをカバーすることができましたが
これからは今まで通りにはいかなくなります。
その為にも「考える力」が必要で、「対人」と「対物」
両方のバランスが必要なのです。
了
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