1975年に公開された列車クライシス物の傑作。
高倉健様&宇津井健様の「W健」の主演、そして
どの作品に出ても目立つ千葉真一様。。。
なんとごっつい昭和のスター達の共演。
そして脇を固める俳優達も東映系のごっつい役者達。
そして監督は「君よ憤怒の河を渉れ」「人間の証明」
といった重厚な人間ドラマ作品を手がけた佐藤純彌様。
今思えばこの映画に私がのめり込まない訳がない。
物語は懐かしい0系ひかり全盛期の時代。
ひかり109号に仕掛けられた爆弾は
「時速80キロに達すると起動スイッチがはいり
再び80キロに落ちると爆発する」
という”ノンストップ爆弾”であった。
ん?聞いたことがある話?
そのとおり!
この作品はキアヌ・リーブスが主演の
の原典になったと言われているのであった。
ちなみにこの作品、上映時の興行収入はふるわず
さらに”とあること”から東映は巨額の借金を抱えて
しまうこととなった。
なぜだ!?
坊やだか。。。もとい、この作品に当時の国鉄は
一切協力していないのだ。
「新幹線へのイメージが悪すぎる」
「タイトルを変えてくれ!」
と国鉄が要望しても、当時の東映の社長が一切妥協
しなかったことから、一切協力が得られなかったのだ。
近藤正臣様が主演した「動脈列島」といい
体制側の繁栄の象徴であった新幹線を批判的に
扱った映画は「高度成長期」であった昭和の
暗部を描くには恰好の材料だった訳である。
犯人役の高倉健様が演じた零細企業の経営に失敗した
沖田、山本圭さん演じる過激派だったが仲間の裏切り
に遭いくすぶっていた活動家の古賀、織田あきらさん
演じる沖縄から集団就職で上京したがうまくいかず
売血しすぎて倒れている所を健さん演じる沖田に
拾われる大城。犯人グループの描写にとにかく心が
痛む。「ザ・ノンフィクション」以上の世界(よせw。
ま、こういう作品に当時の国鉄が協力する訳が
ないでしょうということで東映はなんと
「自社で新幹線の車両と管制室のセットを製作」
して、更にはホームで乗り込むシーンや実際の新幹線
の走行シーン、鉄道を使ったシーンは
「盗み撮り」「私鉄の敷地でロケ」「ミニチュア」
で賄ったらしい。(そういう強引さが昭和クオリティ)
結果的に東映は巨額の赤字を回収すべくそのセットを
自身の特撮ドラマ「大鉄人17」や他の作品で使い回し
したりと色々苦労していたが当時TGVの開通前で
高速鉄道ブームになっていたフランスで上映されて
大ヒットとなり、赤字は回収されたとか。。。
駄菓子菓子。。。
フランス人への対応で前述の犯人グループの描写は
殆どカットされ、オリジナルは152分という長編だった
ものが100分に短縮されていた。
「高度成長期の暗部に墜ちた犯人グループ」
の描写はおそらく欧州人にはわからないという判断と
クライシスアクションのテンポを考えてのカット
だったのかもしれないが、一番の問題は当時の日本の
高度成長の裏に「第二次世界大戦」があったことを
表現したくなかったからかもしれない。
時代は平成になってから、実際に新幹線社内で
目を覆うような惨劇があった。。。
そういう意味で改めてこの映画を見るときは、今までと
違った気持ちになるかもしれない。
了
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